9月24-25日のG20金融サミットでの協調は無理だろう
2009年09月24日から25日にかけて、ピッツバーグでG20金融歳ミットが開催されます。
10月から世界同時大恐慌が始まると予想しますので、9月下旬に開催されるこの会議は大変重要です。
しかし、前回のG20金融サミットでは、各国の利害が対立した結果、実効性のない宣言しかできませんでした。
今回、世界各国の市場を移動するホットマネーに対して縛りをかけようとする動きがありますが、それは実現しないでしょう。
第二次大戦終了直後のアメリカのように、世界各国がルールを守れる状況にないからです。
金融サミットで「トービン税」協議、声明に盛り込む公算=G20筋
9月19日15時33分配信 ロイター [18日 ロイター]
24-25日に米ピッツバーグで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合
(金融サミット)では、国際的な金融取引に税を課す「トービン税」
が協議される見通しで、最終的な声明に盛り込まれる公算が大きい。
G20関係筋が18日、明らかにした。
関係筋の1人はロイターに対し「(トービン税が)真剣に協議され、
(声明で)言及する計画だ」と述べた。「国際的な金融機関がこれを分析し、
結果をG20の財務相に報告することになる可能性が一番高い」と語った。
*この記事は情報源を秘匿するため、発信地を表記していません。
発信地は表記しないとあえて書いているところが怪しいですね。
上記の記事のように、トービン税を導入すると決めたとする。
どこの国でもいいが抜け駆けをした場合、どうなるのか?
世界中のマネーがその国に集まり、莫大な利益を得ることは確実です。
イギリスやアメリカをはじめタックスヘイブンにとって、その魅力は絶大です。
武力で有無を言わせずに・・・というわけにはいきません。
そうとわかっているのに、このような案で愚弄するのは、よくあること。
伝統的にフランスがその役割を演じてきました。今回もそうかな?
誰もが悲劇を望まないが、また今までの権益を失いたくない。
今回のG20金融サミットも意見がまとまらず、玉虫色の宣言のみになるでしょう。
大恐慌が食い止められなかった会議として歴史に記録されるでしょう。
ナポレオンが失脚後、『ウイーン会議』が開催されましたが、『会議は踊る』
と評されたとおり、各国の利害対立により合意が得られませんでした。
ウイーン体制となる合意がまとまったのは、ナポレオンがエルバ島を脱出したとの報が入った後でした。
参加者全員が危機感を共有し、問題解決のために妥協もやむなしと腹をくくるまでまとまらないのが外交です。
今の段階ではまだそこまで事態が進んでいません。
2009/09/20 橘みゆき 拝
【関連ページ】
「トービン税」 (Wikipedia)
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